法務部門への就職活動について1
Q.法務担当者が未経験の自分一人しかいない会社(1人法務)で上手くやっていけるでしょうか?
A. 法務部がなかった会社に第1号法務担当者として、就職された司法試験経験者は数多くいます。そのような方は、積極的に他社の法務部の人と交流して、情報収集を行い、法務部門を構築されています。 法務部のメイン業務は「契約書関連業務」、「法律相談業務」ですが、契約書審査については多くのノウハウ本が出版されており、それを参考にしてある程度対応することが可能です。また法律相談については、書籍やWebで調べたり、他社の法務部員に聞くなどして対応することができます。 「会社内で法律を熟知している人材は自分しかいない」という状況が、責任感と勉強意欲を与えられ、早期にレベルアップされている方が多くますので、「1人法務」は考え方によって良い環境であると言えます。そもそも弁護士を目指されていた方は、独立心が強い方が多いので、慣れてきたら1人法務の状況に満足されている方が多いです。 このように、一人法務は責任が大きい反面多くの成長機会を与えてくれますから、チャンスと捉えてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。