吉田
お久しぶりです。
今日はA様に司法試験や就職活動についてお伺いしたいと思っております。
まず始めに、司法試験を目指された理由を教えていただけますか？

Aさん
もともと社会のルールを守る仕事に就きたいと思っていました。
それを実現できるのは裁判官だと考え、司法試験合格を目指しました。
大学卒業後もコンビニでアルバイトをしながら、勉強を続けてきましたが、年齢が３０歳を過ぎて、諦めました。

吉田
そこから、就職活動を始められたわけですが、どのような考えをもって就職活動をされていましたか？

Aさん
あまり考えすぎるとネガティブな感情になり、自分の選択肢を狭めてしまうので、法務以外を含めて応募できる企業に１００社くらい応募したと思います。
応募段階では、さほど興味のなかった企業でも、実際、面接をしてみると志望度が増す企業もありました。
そして、就職活動を初めて２か月後に、一社内定が出たのですが、全体の面接を通して、この会社でしっかりと働こうという気持ちが沸いてこなかったので、辞退させていただきました。
この経験を通して、「自分がどのような会社で、どのように働きたいのか」しっかり考えることができました。

吉田
面接を通して、自分の将来を考えることができた非常に良い機会でしたね。
最終的に、現在の会社を選ばれた理由は何ですか。

Aさん
More-Selectionsさんからご紹介いただいた現在務めている会社は、非常に自由な雰囲気が面接を通して伝わってきました。
その社風が自分の性格に合っていると考えました。
あと、契約書のチェック業務も経験ができるということも大きな理由となりました。

吉田
現在、担当されている業務はどのようなものですか？

Aさん
主な業務は契約書の審査、与信管理、リーガル相談です。
営業職と違い、成果が目に見える仕事ではないので、淡々と仕事をこなしている状況です。
そのなかで、仕事に必要な知識は貪欲に勉強して身に付けています。
こういった勉強は会社から強制されるわけでもなく、自分で必要と感じたら自主的に勉強しています。

吉田
自ら勉強できる意欲は素晴らしいと思います。
他に仕事以外で取り組まれていることはありますか？

Aさん
経済のことについて、もっと知るきっかけになればと思い、投資をしています。
司法試験受験時代と違うことは、自分が社会経済に組み込まれている感覚があることですね。
受験時代はアルバイトと自習室を往復するだけの生活でしたから、社会や経済をあまり意識することはありませんでした。

吉田
投資成績は良いですか。

Aさん
はい。順調に運用しています。

吉田
最後に就職活動をしている司法試験経験者に一言いただけますか？

Aさん
あまり深く考えすぎないことも大事だと思います。
立ち止っていても仕方がないので、どんどん行動すべきだと思いますよ。
就職活動をする前は「就職活動は大変だろうな」とか「就職できないのでは」と考えていたのですが、実際に就職活動を始めるとそんな考えは持たなくなりました。
ただひたすら、興味のある会社に応募することで、会社への興味が大きくなり、「次はどんな会社に応募しようか」といった前向きな気持ちになりました。

吉田
おっしゃる通りです。
行動することで何かを学ぶことはあります。
本日はお忙しいなか、ありがとうございました。

Aさん
こちらこそ、ありがとうございました。
吉田さんには、職務経歴書、志望動機を何度も修正、アドバイスしていただきました。
今後も私と同じような受験生の方の就職を力強く支援してあげてください。

吉田
かしこまりました。一人でも多くの司法試験受験生の方が就職できるように支援させていただきます。